出会い系サイトのタグを付けられた記事一覧

部下に教えてもらった出会い系サイトにアクセスしてみると、さっき偶然みつけた出会い系サイトとは違い、明るい雰囲気のサイトで、かなりの数の会員の方がいるようでした。

ちょっと、出会い系サイトに対してのイメージが変わりました。

ほろ酔い気分で、たくさんいる女性会員の写真を眺めていました。

ちょっと気になる女性のプロフィールを見てみたり、サイトの中をいろいろとチェックしてみたり・・・

嫁も子供もいることだし、こんな出会い系サイトで遊んでいるわけにもいかない、と、自分の中で気持ちをこれまで抑えていましたが、お酒が入っていたからなのか、ま、いっか、という気分になっていました。

そんな時に、ふと、気になる女性が目にとまりました。

プロフィールの写真は、まさに僕のタイプの女性です。

この女性に、自分からコンタクトをとることができる、という思いが脳裏に浮かびました。

そして、いつの間にか、会員登録画面へと進んでいたんです。

全てお酒のせいにするわけではありませんが、お酒の力を借りて、ちょっと積極的に冒険してみたくなったんです。

会員登録は無料でできるということで、登録自体もすごく簡単でした。

初めての僕でもすごくわかりやすく、すぐに登録することができました。

登録ができ、女性会員へメールを送ることができるようになりました。

結婚以来、嫁以外の女性にこんなアプローチをするのは初めてです。

嫁との仲はそんなによくはありませんでしたが、これまで浮気はしたことがありませんでした。

ちょっとだけ罪悪感を感じながら、勢いでメールをしてみることにしました。

正直、部下から出会い系サイトを教えてもらい、カルチャーショックというか・・・

否定をするわけではないですが、最初はあまり気がすすみませんでした。

ネットで素性のわからない人と知り合い、すぐに会うなんて・・・

別にすぐに会う必要はないんですよ、って言ってたけど・・・

家に帰り、シャワーを浴び、ちょっと飲み足りないな、と思った僕は、缶ビールをあけ、テレビを眺めていました。

特におもしろい番組があるわけでもなく、ただなんとなく眺めていました。

そして、パソコンをオンにし、メールチェックをしたんです。

いつものように・・・

ただ、金曜日といってもまだ時間は早かったので、缶ビールを空け、スコッチを飲みました。

メールチェックを終え、何となくネットサーフィンをしていると、ある出会い系サイトのページにたどり着きました。

出会い系サイト・・・・

部下から教えてもらった情報が、頭をよぎり、何となくその出会い系サイトを眺めていました。

かわいい女の子の写真が並んでいます。

その中には、確かに僕好みの女性もたくさんいました。

「こんな女性と知り合うチャンスがほんとにあるのかな。」

お酒が入っていたせいもあり、ちょっとだけ出会い系サイトに興味が出ていました。

おもむろに、スーツのポケットから1枚のメモを取り出しました。

さっき部下が、居酒屋で書いてくれた、彼がよく使っている優良サイトと言われる出会い系サイトのアドレスです。

どうせなら、安心できるサイトで、と思った僕は、その優良サイトといわれる出会い系サイトにアクセスをしてみました。

「出会い系サイト？聞いたことはあるけどな。ほら、よくニュースなんかで問題になってる、あれだろ？」

僕の出会い系サイトの知識としては、その程度でした。

もちろんアクセスしたこともないですし、そもそもネットで女性と知り合うなんて、そんな考えは全くなかったんです。

今の僕が女性と知り合うチャンスというのは、飲み行くキャバクラぐらいです。

「藤原さん、まだそんなこと行ってるんですか？（笑）確かに、そういう事件もないわけじゃないですけど、そんなのほんの一部ですよ。出会い系なんて、数え切れないくらいありますからね。単身赴任で寂しいでしょうから、一度やってみたらどうですか？」

「お前はやってんのか？」

「ええ、やってますよ。なんといっても、女性と知り合えるチャンスですからね。よかったら、僕が登録してる出会い系サイト、紹介しましょうか？優良サイトとして有名なんで、会員も多いですし。」

なんでも、出会い系もサクラばかりがいるサイトもあり、優良サイトと言われているサイトは、会員数が多く、ほんとに出会いを求めている会員ばかりだから、出会いのチャンスも多いということでした。

「う、うん・・・まあ、とりあえず聞いとこうかな。」

「そんなこと言わずに、今日帰ったら覗いてみてくださいよ。今日は金曜日だし、きっとログインしてる会員も多いと思いますよ。ラッキーだったら、週末はデートできるかもしれないですしね。今週は東京へ帰らなくてもいいんですもんね。」

「そうだけど・・・ネットで知り合って、すぐに会ったりすることもあるのか？」

「（笑）そうですよ。かわいい女の子とすぐに会ってエッチできちゃうこともあるんですよね。とりあえず、見るだけみてくださいよ。」

僕は最近、転勤で東京から和歌山へ引っ越してきました。

嫁と小学生の子供がいるんですが、嫁の子供を転校させたくない、という一言で、あっさりと僕だけの単身赴任が決まったんです。

結婚してすぐに子供ができ、新婚らしい生活もあまりできなかったこともあってか、夫婦の間にも何となく溝ができてしまっているような気がしていました。

ただ、子供の手前、単身赴任をしても、2週間に1度は東京へ帰る、という約束をしていました。

僕の本当の気持ちとしては、単身赴任になって、ありがたい、というのが正直なところでした。

嫁への愛情が全く冷めてしまったわけではないんですが、1人気楽に過ごせる、というのがありがたかったんです。

単身赴任生活が始まり、そろそろ３ヶ月がたとうとしています。

最初は気楽な生活を楽しもうと思っていたんですが、いざ生活が始まってみると、毎日暗い部屋に帰ってくる生活が、なんとなく寂しく感じていました。

ちょっと冷え切った夫婦ではあったけど、嫁がいて、子供が待ってくれている家は、ありがたかったんだな、と改めて感じていました。

そして、あまりに寂しくなった僕は、会社帰りに同僚や部下を頻繁に飲みに誘うようになっていたんです。

最初は、単身赴任で、知り合いもいない僕に付き合ってくれるかのように、飲みに一緒にいってくれていましたが、あまりに頻繁なので、最近は断られることもあり・・・

「藤原さん、寂しいんですよね。」

なんて言われてしまうことも。

そんなある時、飲みに行った時に部下に教えてもらったのが出会い系サイトでした。